5月度の研修「認知症」

5月の研修は【認知症ケア】について学びました。

認知症である前に「人」であること。思い込みをなくすことがケアの出発点。

「認知症の人の世界」って?認知症は他人事ではない。

認知症に「症状」ない。「物忘れ」をしていない。「記憶しづらい」が正しい理解。

よく問題行動と言われることがあると思います。しかし、本人は問題など起こしていません。

ただ目的を達成しようとしているだけです。目的をもって動いても途中で忘れてしまうのです。

外からみれば困ったこと。本人にしてみればちゃんとしたつもり。どうして怒られるの?ちゃんとしてるのに・・・そう思っていると思います。

うちの祖母もパッドをトイレで洗って詰まらせて水が溢れて床が水浸しになったことがあります。しかし、怒りません。本人はきれいにしようとしただけですから。

失敗してしまった下着をタンスに隠していた時、本人は隠したつもりはなく、あとで自分で洗おう、誰にも気づかれずにと思っていたんだと思います。でもタンスにしまったことを忘れてそのまま。臭いで家族が気づき洗濯。それもこっそり洗う。怒りません。見つけた時はそのことすら覚えていないのだから怒ってもしかたない。怒ったところで私はそんなことしてないと言うでしょう。

認知症を正しく理解をして、辛いときはサービス機関を利用してうまく付き合っていきましょう。

令和5年度 4月の研修

4月は接遇に関する研修でした。

接遇「5つの原則」・・・表情・挨拶・身だしなみ・態度・言葉使い

みなさま、「真顔」の顔って怖いって知ってましたか?昔、施設内を考え事をして歩いていた時、ご利用者に呼び止められて、「怖い顔してどうしたの?」と言われたことがあるんです。私はその時ハッとしました。考え事の顔って真顔ですよね・・・真顔って怖い顔なんだと。

いくら言葉づかいが丁寧であっても、表情などが伴っていないと適切な接遇とは言えません。もちろん笑顔を心がけることは大切ですが、訪問中ずっと笑顔でいる必要はありません。ここで大切にしてほしいのは、【利用者にダメージを与えるような不快な表情は見せない】です。

今はマスクをしていて表情はわかりにくいですが、【目は口ほどにものを言う】と言われます。

ご利用者は、私たちの人生の大先輩です。いろんな経験をしてこられています。目をみて表情をくみ取ることぐらい朝飯前です。言葉づかいと表情、もちろん挨拶、身だしなみ、態度も大切です。しっかり学習をして、ご利用者が、心地よい状態でいられるようにしていきます。